3/08/2011

Kosher Dill Pickles

今回はピクルスのご紹介です。






ピクルスとはもともとユダヤ系移民がアメリカへ持ち込み、そこから全米に広がった食べ物で、ユダヤ系移民の多かったニューヨークではすっかり名物の食べ物の一つになっています。

ピクルスと言えば代表的なのはやはりキュウリ。大人の小指程度の小さなサイズや10cm程度の物は切らずにそのままつけ込まれている“姿漬け”(勝手にそう呼んでいます)が有名ですが、これ以外にも大きなキュウリを10mm弱くらいの輪切りにしてつけ込んだ物もあります。要するに漬け物なんですが、このつけ汁の主原料は米酢でも穀物酢でもないホワイトビネガーと呼ばれる無色無臭(独特の酢の匂いはありません)のトウモロコシや麦の醸造アルコールを発酵させた物です。アメリカで酢といったらこれが一般的。ピクルスに使われるのもこのホワイトビネガーで、その他に塩、砂糖、のつけ汁にニンニクや唐辛子、ハーブなどを入れて香りと味のアクセントを作ります。
ここまでの材料は日本でもお馴染みの物ばかりですが、ピクルスで最も忘れてはならないのがDill(ディル)(手元にイメージが無かったので、イメージ検索先をリンクしました)というセリ科のハーブで強い香りを持っている香菜です。私はニューヨークに来るまでディルなんて知りませんでした。この香菜は何にも似ていない独特の強い香りを持っています。ピクルスには欠かせないこの香菜ですが、サーモンや白身の魚への香り付けにも良く合います。トレジョでは見た事はありませんが、乾燥ディルも手近なスーパーで簡単に手に入ります。
私のお気に入りで絶対欠かさずに入れたいのは野菜スープ!我が家の近所にあるウクライナ料理レストランの野菜スープにはこのディルが入っていて、その優しい癒しの味に初めて飲んだ時からがっつりハマってしまっています。以来、野菜スープとピクルスを作るときは必ずディルを用意するようになってます。この私にディルを教えてくれたレストランのレシピ本もあります。The Veselka Cookbook

ディルを調べた時にピクルスに欠かせないことが分かり、今度はピクルスにも挑戦とばかりにキュウリやカリフラワー、ニンジン、セロリなどを何度か付けた事はありますが、トレジョで見つけて以来すっかり作らなくなっちゃいました。だって$2.29で安定した味が手軽に楽しめてしまうとなるともう作るのはいいかなぁ〜って(^^; ちなみにニューヨークで老舗のピクルス屋さんの価格はほぼ同量で数年前の価格ですが当時で$6。もちろん老舗の伝統的な味と大量生産の瓶入りの味では違いがあるかもしれませんが、個人的には塩味控えめのトレジョのピクルスのほうが好きなので、私はこのピクルスで満足してます♪

そして、私はこのピクルスを食べ終わった後にのこった漬け汁を再利用しているのです!





この様に、のこった漬け汁にそのまま大根や人参など好みの野菜をスティック状に詰め込んで即席ピクルスを作ります。通常ピクルスを付ける時は漬け汁を熱して粗熱の取れただけの漬け汁に野菜をつけ込み密閉し数週間置きますが、手間無しの再利用ということで手近にある野菜を浸かりやすいように細くして浅漬けとしてサラダ感覚で頂きます。一旦開封している漬け汁を非加熱で使うので、冷蔵庫保存ですが、一日漬ければさっぱり漬けの出来上がりです。もともと塩味の強くない味付けなので、そのままパリパリいけますヨ。ニンジン、大根、カリフラワーなど匂いの少ない野菜ならミックス漬けしてもきにならないかもしれませんが、パプリカ、セロリなど匂いの強い野菜は単品漬けがお勧めです。ただし、本来のキュウリを食べ切るまでに時間がかかってしまって漬け汁が混濁が強い場合の再利用はお勧めしません。また、私は再利用は衛生上1回以上は使わないようにしています。



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